浦和レッズに「無観客試合」Jリーグに前例のない厳しい処分

2014年3月8日に行われたJ1第2節のサガン鳥栖vs浦和レッズ戦で、浦和レッズ側のスタンドに「JAPANESE ONLY」と、サポーターが差別的表現とも取れる横断幕を掲げる問題行動を起こしました。

浦和レッズは、埼玉県さいたま市を拠点とするプロサッカークラブで、正式名称は浦和レッドダイヤモンズ。

横断幕に書かれたJAPANESE ONLY(ジャパニーズオンリー)とは、つまり「日本人以外お断り」と受け取ることができ、差別的な表現にあたると判断されたものとみられます。

この1件でJリーグは3月13日、浦和レッズに対して無観客試合の開催という制裁処分を下しました。

無観客試合の開催は、Jリーグ始まって以来初めての処分で、前例のないJリーグ史上最も厳しい処分となりました。

各種メディアの報道

Jリーグ浦和レッズのサポーターが出した差別的な横断幕に対し、Jリーグは前例のない「無観客試合」の処分を発表しました。

今月8日に行われた浦和対鳥栖の試合で、浦和の一部サポーターが観客席へ入るゲートに掲げた「JAPANESEONLY」の横断幕。「日本人以外お断り」と差別的な意味に受け取れるとし、事態を重く捉えたJリーグの村井満チェアマンが13日、会見を開き、浦和に厳しい処分を下しました。

「けん責、始末書をとり将来を戒める。ならびに、無観客試合の開催」(Jリーグ 村井満チェアマン)

Jリーグが下したのは、今月23日清水エスパルス戦の「無観客試合」という前例のない重い処分でした。

浦和のサポーターは、Jリーグ開幕当初から多くのトラブルを起こし、過去にも制裁を科されてきました。今回も社会的影響が大きく、日本サッカー界全体のイメージを大きく壊す行為でした。

重い処分を受けた浦和の淵田敬三社長は・・・。

「我々、浦和レッズのサポーターが近年起こしてきたトラブルを鑑みれば、制裁金をこえる重い処分が妥当であり、(今回の処分は)当然のものと受け止めております」(浦和レッズ 淵田敬三球団社長)

浦和は、横断幕を出したサポーターを無期限入場禁止。さらに今月15日以降に行われる全試合、ホーム・アウェイを問わず、サポーター全員に対し、横断幕・ゲートフラッグなど全て禁止すると発表しました。

引用元:「差別横断幕で浦和レッズに「無観客試合」の処分」 News i

「同じサポーターとして残念」「選手が心配」。熱心なサポーターが多いことで知られる浦和レッズ。本拠地のさいたま市では、厳しい処分にショックを受けたサポーターらの声が相次いだ。

「情熱的で熱い応援がレッズファンの良さだが、ルールは守らないと」。シーズンチケットを持つサポーターの会社員、斉藤伸一さん(33)は肩を落とす。「サポーターの応援がない中、選手が力を発揮できなかったら残念で悔しい」と心配していた。

浦和レッズのオフィシャルグッズを取り扱う「REDVOLTAGE」(さいたま市浦和区)には小雨の中、13日も熱心なレッズファンが足を運んだ。

問題の横断幕が掲げられた試合を観戦していた10年来のレッズサポーターというさいたま市の女性(74)は「横断幕には気がつかなかった。言葉に深い意味は感じなかったが、レッズのためにならないことをするのはファンじゃない」と憤った。

「レッズには日本だけでなく、アジアに多くのファンがいる」。レッズサポーターをはじめ、多くのサッカーファンが集う同区の居酒屋「酒蔵力」の今井俊博店長(35)はこう力を込める。「国籍関係なく、『チーム浦和』で応援していきたい」と話した。

小学生のころから応援を続けているという主婦(34)は、「レッズの誇りと、差別はまったく別次元。この行為の危うさが考えられなかったのか…。今回の行為でサポーターへの誤解が広がるとすれば残念」とがっかりした表情で話した。

引用元:【Jリーグ】「ルール守る」「誤解広がれば残念」 ショックの浦和サポーター  – MSN産経ニュース

浦和レッズとは

浦和レッドダイヤモンズ(うらわレッドダイヤモンズ Urawa Red Diamonds)は、日本の埼玉県さいたま市をホームタウンとする、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するプロサッカークラブ。呼称は「浦和レッズ」。

引用元:浦和レッドダイヤモンズ – Wikipedia

浦和レッズの本拠地「埼玉スタジアム2002」


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Twitterでの反応

Twitterでもこの一件に関しては話題になっており、様々なツイートがみられました。
以下、Twitterで実際につぶやかれていた内容です。

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